こんにちは、MASAです。
僕は、少年ジャンプを毎週読んでいます。
その中に「こち亀」という漫画があるのですが、
今週のこち亀でなかなかいい気づきを得たので
紹介しようと思います。
話としては、カラオケボックスが舞台でした。
そのカラオケボックスでは、利用時間内で
・90点以上を出せば料金半額、
・95点以上を出せば料金が無料
・ただし89点以下しか出せなければ料金2倍
という制度採用しているんですが、それに
主人公の両さんが同僚と一緒に挑戦するというものです。
はじめはプロ並の歌唱力を持つ、中川、麗子という同僚と
行くんですが、90点以上を出せずに2倍の料金を払って帰ります。
その後も、両さんはそのカラオケボックスに通うのですが
なかなか90点を超えることができません。
(この時点で数十万使っています)
ある時、ボカロ(ボーカロイド)好きの保可炉巡査が
ほぼ完璧に100点を出せる歌があるということを知り、
両さんは自信満々でカラオケに行くんですね。
で、お店の店長に、100点を出すことができれば
今まで使ったお金を10倍にして返してくれと交渉し、
(100点を出せなければ10倍のお金を払う条件)
何も知らない店長は、やけになったと思ってOKします。
その時点で、両さんは
100点を出したも同然なので、もう余裕です。
タダになるからと、知り合いをたくさん呼び、
ルームサービスもガンガン頼み、
終了時間10分前までバカ騒ぎをします。
そして、いよいよ終了10分前に、
保可炉巡査に歌ってもらおうとするのですが…
ここで、保可炉巡査が熱を出し
体調が悪いといって帰ります(笑)
結局、歌自体を歌うことができず、
100点を出すことが絶望的になり両さんは顔面蒼白です。
タダで騒ぎたい放題だと聞いてきた人たちも
そそくさと帰ってしまい、部屋の中には両さんだけに。
最終的には、1人で5日間粘ったものの100点は出せず、
380万円の料金を請求されるという話でした。
まぁ、実際にはかなり無茶な設定なわけですが(笑)
僕は、ここから3つの気づきを得ました。
まず、1つが 他業種のノウハウを応用するということ。
「成功すれば○○だけど、失敗したら●●」
という、今回の設定って、
飲食店の大食いチャレンジなどで定番ですよね。
話題作りにもなりますが、カラオケ業界では
やっているところはそんなに多くありません。
点数に応じて、フードプレゼントとか
そのくらいじゃないでしょうか?
(これだと少しインパクトに欠けるので、行く理由にはなりません)
こういった、他業種で成功しているノウハウを
別の業界に持ってくることは、ある意味セオリーです。
しかし、知らない人からすると、
こういったところでも気づきにつながるでしょう。
2つめが、先にやることの重要性。
今回、最後にカラオケを歌う前に
風邪を引いて保可炉巡査が帰ってしまったわけですが…
これって、最初に歌ってもらえばいい話じゃないですか。
もちろん、それだと話が成立しなくなりますが、
何が起こるかわからない以上、先に済ませておくべきですよね。
同じように、ビジネスシーンに限らず
後回しにすることで、損することはたくさんあります。
スピードは重要なのです。
3つめが、
撤退のタイミングを見誤ると大変なことになるということ。
両さんは、5日間ほぼ無駄なあがきをして
380万円請求されていますが、保可炉巡査が帰った時点で
諦めていれば、300万円で済んだはずです。
もちろん、100点を出せる可能性が高いのであれば
粘る価値もあるでしょうが…
恐らく無理だと何となくわかっている状況で
続けるのは不毛なことですよね。
人間は、途中でやめてしまうことで
今までの苦労が無駄になるという感覚を持ちがちですが、
明らかに無理だろうという場合は、諦めることも重要です。
投資の世界でも損切りができない人は
大きく損をしてしまいますよね。
100点を出すことが無理だとわかった時点で
損失を最小限に抑えるべきだったんです、両さんは。
というわけで、たった1話の中で
■カラオケで大食い店のシステムを採用する
→ 他業種のノウハウを応用
■最後にカラオケを歌う前に風邪を引いてボカロが帰る
→ 先にやることの重要性
■5日間粘って380万円に請求額が膨れ上がる
→ 撤退のタイミングの見誤り
という気付きを得ました。
結局、何が言いたいかというと…
マンガを読む時や映画を観る時など、
ただの娯楽として割り切ってもいいでしょうが、
意識するだけで、変わってくることもあるということです。
常に意識するということ。
やっていない人が多いですが、重要なことだと思います。
ではでは。
こち亀から学んだビジネスの教訓。
03.07
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